表現が少し大人チックなので、15歳以下は閲覧を控えてくださいね
About Last Night とはデミ・ムーア主演(競演は何とかロウ)の映画である「昨日の夜は」というタイトルだったが。この映画を見てそのように訳する以外にいろんな考え方が頭の中を流れては消えていった。あの映画は、何度も abut last night という言葉が画面を駆け抜けていたように思う。
もともと「Abut Last Night」という映画を見たくて見に行ったのではない。「ゴースト(ニューヨークの幻)」という映画に感動して、主演のデミ・ムーアに恋をしてしまい、彼女の主演した作品を片っ端から見に行ったのである。幸いなことにボクの自宅から1分のところに文芸座という映画館があった。ボクが池袋に住んでいたのは、1982年~1990年までのことであるが、もちろん伝説の映画館である。ここでボクは多くの名作と出会ったのであった。ボクの時代背景にない古い映画は、皆ここで見させていただいた。又、最新作でも、見逃して文芸座での上映を待つこともしばしあった。歩いて1分、そして深夜まで上映している。アンダーグラウンドな作品や問題作品も含めて文芸座の作品選択は世の中に対して何かの提案をしているかのようでもあった。それはボクのとってパリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座のようにボクに人生を、あるいは映画とは何かを問いかけてくれた、映画館以上の存在でもあった。
話は戻る。ゴーストとは素敵な映画であった。事故でなくなった彼氏が死に切れず彼女を守る為に地上にとどまり、彼女に自分の存在を訴えかけれない歯がゆさをかみ締めながら、心に愛を伝える・・という作品であった。ストーリーは省略するが、その映画の中で、死んでしまった彼のことを思い涙を流すモーリーに、幻となった男(たしかサム)は言うのである、彼女の心の中に問いかけるように・・
「夜、それ神が涙を落とす時間」
「星、すべてが神の目だ」
「君は今、僕を見ている」
「君は一人じゃない」
「この星空に、君が見ている星・・それはボクだ」
「君が見ているどの星も、ボクは君の星となり、君を見つめ、君を守る」
英語がわからないので、自分勝手な翻訳であるが・・そう言っているように思えたのである。
モーリーを演じるデミ・ムーアの聡明な輝く瞳と純粋な美しさに完全に引かれてしまったのである。それからボクはデミの出演している映画を見漁ったのであるが、その中でAbout Last Night は完全にボクの意表をつく妖艶なデミ、官能的なデミであり、ボクのデミに対する幻想が破壊された衝撃的な映画であった。
確かに映画人として、演技する仕事の時と、実生活も同じな訳なだどないのであるが、好きになった人は、おしっこもしないと考えてしまうぐらい、僕の中には理想を作り上げる想像力が卓越していて、現実とはまったく乖離したままデミを偶像化した存在にしていたのである。その頃は30歳も過ぎて、子供もいたのであるが、なんとも幼稚な精神の持ち主でもあった。
昨日の夜は(about last nght)のボクの感想文?
About Last Night(それは、一夜限りの恋のはずだった)
少しだけ人生に疲れていたのかもしれない。
どこかのバーで思いっきり酒によって、その勢いで、一夜限りの恋を楽しむ事だって、人生には必要なのかもしれない・・。デビー(デミ・ムーア)はそう考えたのかもしれない。
そう思って飛び込んだバーで、彼女は運命的な恋に出会う。
しかし、その時の二人は「About Last Night(ただ夜のため・・)」だけの関係であった。
初めての夜、初めから「About Last Night(一夜限りの恋)」のつもりだった。だからあらん限りの理性を取り払い、貴方とセックスをむさぼりたかった・・
そのはずだった「About Last Night(昨日の夜は・・)」
でも、貴方を抱いて、貴方に抱かれて、一夜限りではない関係もほしくなった。それほど、ある意味では誰でもよく、でも激しくセックスを楽しみたかった。
デミ・ムーアの妖艶なセックスシーンが頭から離れない。ニューヨークの幻で見せた、清純なイメージは一気に吹き飛んだが、そのコントラスト、あるいはギャップが彼女の魅力でもあり、出世作になった映画作品でもあった。しかし、この映画は1986年である。ゴーストの4年前で、彼女の私生活は乱れていて?麻薬中毒にもなっていたようだ。ボクは映画のデミと現実のデミとのギャップに悩む日々を送ったが、それがボクにとっての現実である。女優としてのデミは実像ではないことを知りながら・・・。
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About Last Night(昨日の夜だけ・・の恋のはずだった)
二人の生活は共同生活・・という形で新たに始まった。しかし、仕事や友人関係、共用部分の使い方など、さまざまな問題をかかえて、うまくは行かず、ドライな関係のみ(いわゆるセックスだけのフレンド)としての付き合いに切り替えるが、それもまた、うまくは行かなかった。
「About Last Night(もう、会うことのない一夜)」を過ごして、二人は別々の人生を歩み始める。
しかし、離れてみて、何かが物足りない事を、お互いが感じ始める。
その何かがわからないまま、時間だけが過ぎてゆく・・。
そんなある日、草野球のグランドの脇の堤防の土手を自転車で走る君を見つけた。「About Last Night(あの夜とは違う君がいた)」
あんなに愛だけをむさぼりあうだけ・・・の関係の君ではなく、初めて会ったような新鮮な感覚が、ボクの心を満たしていた「About Last Night(まるで初めての君との夜)」のような、明日の君がそこにいた。それは、彼女も同じだった。
「About Last Night(子供過ぎた若い頃の一夜の恋)」とは違う、そんなお互いを見つけたような気がして・・・・・。
「About Last Night(新たな、昨日の夜が始まった)」
多分二人は、心の満たされない部分も埋める相手として、傷つけあいながらも相手を人生に必要と感じたのだと思う。
人生に必要なものとは人それぞれに違うと思う。愛にはスタンダードという形がない。愛とはそれ自体が愛である。童話作家シエル・シルバスタインに言わせるならLove is giving ということらしいが、愛とは、なかなか難しい人類の課題である
最近だと、メッセージ・イン・ァ・ボトル、君に読む物語、PS・I love you、などはなかなか良かった。最新作だと「最後の初恋」「愛を読むひと」あたりがよさそうだが、たまには恋愛映画も見たいものだ・・一人で見に行くのは、少し苦しいが・・・。