2008年3月アーカイブ

いよいよ今日(3月29日)は、ユース選手権開幕である。
しかし、十分な練習をせべての選手がこなしたわけではない。
進学や部活動や、中には川越店のオープンに向けてのホールド設置やその他の雑用を手伝ってくれた生徒たちもいる。
みんな、それぞれが夢の途中にある。
悠希は2ヶ月にわたる長い練習に良く付いてきた・・と思う。付いてきたというより、積極的にあるいは前向きに取り組んだといったほうが良い。自ら大きな目標を設定して、その目標に向かうには「何が足りなくては、何が必要なのか」を十分理解できる思考回路も、気持ちも、高まってきたように感じられた。
特に目覚しい飛躍を遂げたのは、この2ヶ月間で4日間のオンサイト練習において、52戦48勝4敗の成績はすばらしいと思う。スポーレとミストラル、ロッククラフトの11台のルートはすべて失敗が3本しかなく、その失敗も2回目ではすべてレッドポイントしてしまった。
11dまではフットホールドの見落としさえなければ、ノーマルな感じを受けた。
彼女のオンサイト限界グレードも5・12aまで上がり、ほぼ1テンションなら、50%以上の成功確率まで引きあがってきた。
レッドポイント・もしくは1テンションなら2撃以内で、落とせる5.12bも3本くらい成功している。
まだ、使用させていない動作や教えていない技術もあるが、自分の弱点が「どこにあり、それらの克服には、どのような練習をすればよいのか」ということが理解でき、それらが実現可能なところまで到達していることを体感しているようでも在る。
ロッククラフトのルートも5.12bまでは日常練習の範疇に入っているので、12台のルートを来月から5月の中旬にかけて、相当数増やそうと考えている。
5.13台か5.14bまでのルートもロックにはあるので、練習課題は無限大といっても良いが、そうの薄い12台後半ルートの設置が、ロックの課題でもあろう。

昨年ユースB男子でブービーを争った、貴と幸太郎も2日前には始めて、オンサイトの限界グレードを一つ上げた・・といっても5.11cであるが、彼らにとっては、画期的なことでもある。特に難解であった(彼らにとってはムーブが読めない)課題を所見で達成したのである。
人の動作を模倣することなく自分のオリジナルな考え方でなんとなくクリアした喜びは大きかったと思う。
幸太郎は昨日もかなりハードな練習に取り組んだ。バスケットボール部に所属する彼は、2倍の練習をこなしている。しかも学校と自宅の往復は自転車で1時間以上はかかるのである。一昨日初めてクリアしたオンサイト限界グレードへの挑戦をしたのだが、昨日も成功し、未知であった、5.11dも1テンションでクリアしてしまった。
思えば彼らもまだ、中学1年である。限りない可能性を感じる。
小学生軍団のトップはR河と美元である。
最近「ナン茶って」練習に終始しいて、向上心と目標を見失っていらR河でもあったが、眼下に見下ろしていた感のあった中学生たちの躍進と同級生の女子、美元の躍進に少しはやる気を促された様でも在る。水曜日の練習では5.12bのレッドポイントまで調子を上げてきている。しかし選手層の厚い男子ユースBでは上位をうかがうにも荷は重いかもしれないが、小学生最後の試合である。頑張ってほしいと思う。

彼ら含むチームロッククラフトのジュニアたちも8人になった。まだ、最年長は新高校2年生と若い選手たちでもある。
しかし、彼らの下には20人くらいの夢を持つ、小学5年生以下の軍団がいる。
まだ、大きな大会にには参加できるレベルではないが、チームロッククラフトの選手たちの5年生以下の時の能力を上回る熱意と想像力とやる気に満ち溢れた幼い軍団でもある。
彼らを3年後には、上のステージにあげてみたいと思うのだが・・果たしてうまく行くかどうか・・
子供たちの才能に気づいているのは、まだ、ボクだけかもしれない・・。

野球をしながら、サッカーをしながら・・
「ながら練習」のクライミングではあるが、その「ながら」
練習の大切さを感じる毎日でも在る。

ねえ、もう少し自分たちの才能を信じて・・』といいたいところでもあるが・・・

「挨拶が足りない!!」と(心とは裏腹に)怒りまくるロック先生でも在る

良い練習が続いている

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3月26日は越谷のミストラルでの練習であった。
川越店のオープンを4月12日に控えているが、コーチとして練習をサボるわけにはいかない。
3月29日30日におこなわれるユース選手権に向けての、実戦形式での最終練習であった。
おおむね5人の生徒は、自分の限界グレードのオンサイトに成功して、調子は上々である。
一番調整が遅れていたR河も、5.12bのレッドポイントに成功するまでに調子を戻してきた。
悠希にいたっては、5.12bまでのオンサイト練習で52戦48勝4敗とまずまずの成果である。
特に悠希のストラルでの実践練習は、2ヶ月にわたる長期プログラムでの練習の最終調整でもあったので、疲労もピークであったと思われるが、5.12bまで、ほぼスケジュール通りにメニューをこなしてきた。

大会3日前練習まで、このような感じで付いてこれた背景には、スタミナのアップがおおきな要因であろうと考えられる。また、オンサイトに失敗しても、2回目でのトライで完登(1ルートを除いて)してしまう底力には驚きを感じる。

ミストラル練習には偶然、サチとノゾミちゃん、ミツルも来ていて、ロックの5人と皆で和気藹々、なかなか楽しく刺激の高い練習にもなったと思う。
サチとノゾミちゃんは大学進学も決まり、ばたばたと落ち着かない3月であったと思う。ユース選手権への調整というより、日本選手権へ向けての調整といった感じを受けた。良い感じで集中し、良い感じで基本練習を反復していた。練習方法に、かなり国際的な取り組みを取り入れながら試行錯誤を重ねているようで、そのような話になると花が咲いた。
思えば6年前、加須の天才少女や宇都宮の天才少年も大学生である。いよいよ本格的にシニアデビューである。ミストラルの柴田朋宏氏は、彼らの、よきコーチとして奮闘しているようでも在る。
サチやノゾミちゃんにしてみるとロックの子供たちも「6年前は小学1年生で小さかったね」とか、ミストラルの常連客にしてみると「サチも、ノゾミも大きくなったな~」ということである。

大人になった二人との会話もボク的には十分楽しかった。そう、確かな成長を感じた「向井さん、ボクはユースAですよ、いつまでも子ども扱いしないでください」とはミツルである。そう、彼も良い男になってきている。サチやノゾミちゃんのお父さんたちやボクらは成長が止まっているが・・・。

特に、ノゾミちゃんの練習に向かう姿勢、サチの国際文化に対する視点には、人間としての成長を感じた生意気にもボクは「これから君たちは、日本人として国際社会へと立ち向かうわけだけれど、人としての文化を持つ意味も、大学で学ぶべき教養だよね」などと生意気なことを言ってしまった。

この3月4月は、ユース選手権、日本選手権・・個人的には川越出店・・・経営者としては年度末決算・・など、前にも後ろにも難問山積ではあるが楽しい1日であったことは間違いない。

最近、特に感心する出来事としては、子供たちが挨拶できるようになってきたことである。
練習の初めや最後に、ボクにいわれることなく、柴田さんに向かって、皆で並んで挨拶をしていた。
ほほえましい光景である。

挨拶はアスリ-との基本である。

・・・・が、感謝する気持ちは、柴田氏にも伝わっていた様でもあった。
それにしても、ミストラルは、優れたジムである。

大器の片鱗

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ユース選手権に向けての練習もいよいよ第4クールに突入した。
愛も変わらず、日常練習以上に取り組めない子供や、それなりに調整してゆける子供など、さまざまである。こと悠希に関してはなかなか良い練習ができている。
ここ3週間で、オンサイト練習は43戦41勝2負(5.11d以下)レッドポイント5.12bという成績で、かつてない成功率である。おおむね11台のムーブはクリアしたかナ・・という感じで、動作選択に手間取る場合のあるが、必ず解決の糸口を見つけられるようになってきた。適応性無意識が向上したと言うか、スタミナがあがって洞察力やひらめきをトライできる余裕が出てきたようにも感じられる。
特に手数が多く、ホールドの感覚が狭く手順の組み立てに困難をきたす可能性のあるルートも、セオリー通りに問題を解いてゆく「思考のベクトル」が確立してきたようにも見受けられる。
思ったよりも速く5.12b以上の技術習得練習に入れそうで、僕も悠希も楽しくなってきた。
速ければ4月中旬以降にも、リード壁のルートを前面改装して、5,12台のノーマルな練習と、5.13クラスを狙うための基本練習に着手できそうな勢いを感じる。
このまま順調に進むと、8月上旬には5,12bクラスが恩師とのノーマルになる可能性が出てきた。
そのための課題を与えてあるので、日常練習でどの程度地道に」練習できるのか、骨格の成長がどの程度完成してゆくのかを見守りながら、新たな領域への練習に取り掛かる準備を進めている。
直前の練習としては、来週にミストラルで5,12台のオンサイト練習も3本ほど行うことにした。
まだ、11台での登りこみが中心ではあるが、常にグレードの幅を保った練習に取り組んでゆきたい。
今年の秋からは小山店の壁を一部改修して、スラブルートを多く作ることにした。
前傾壁は5.12台が狙えても、スラブはいまだに5.10dが課題のままである。
縦のピンチもやっと普通に取れるようになってきたが・カチ系のハンドホールドを弱く握る練習がまだまだ不足なので、カチ系の高難度ルートの取り組みはもう少し先に回す(2~3年後)
右足のホールドの見落としが彼女の特徴的な悪い癖でもあったが、それも洞察力が付いたのか、最近は見落とさなくなってきた。特に彼女自身が「簡単」と思えるグレード(5.11b~c)での見落としが多く
オンサイト失敗の2本は確信部ではなく、フットホールドの見落としによる結果であった。
この2本の失敗は良い練習課題となったようで、昨日の練習では、見落としなく、強引さも消え必ず、ムー部に移る前に、もう一度状況確認をして、動作を選択する・・という安定したクライミングになってきた。
ほぼ80%の能力で11台連続10本目の本命課題さえもこなせる能力の高さは、称賛の値する。
それもオーストリア合宿での成果と感謝している。
特に,世界ランキング1位の女子選手の日常練習が、悠希の日常練習と変わらなかったことが彼女に大きなサスティナビリテイ(持続可能性)を生んだのであろうか?

持続可能性と言えば、ソフトボールをしている僕の娘(4月から中2)もすごくなってきた。昨年末から高校生との合同練習でバッテイングには磨きがかかり先週の試合では4試合で5ホームランと驚異的な遠くへ飛ばす才能を持っているようだ。高校生よりも打球は飛ぶようで、部活では「ボールの音がすごすぎ、ありえない」とみんなが驚いているようだ。
試合前のバッテイング練習でも「相手チームが『ナイスバッテイング』ってほめる理由がわからない」とか『私が打つと歓声があがるの」とか・・今年の夏は楽しみである。
ますます注目される我が娘、しかし、誰よりも練習をつんでいる、朝、5時に起きて、週末は帰ってくるのが夜10時ころの時も在る。朝から部活練習、午後から高校生との合同練習、専門コーチによる投手としての練習、夕食を食べてからバッテイングセンターでの打撃練習など、1日10時間を超える時も在る。
しかし、練習を積み重ねることを普通と考える彼女(娘)の「普通の考え方」にも才能の片鱗を見る思いがする。

もう一人・・彼女はプロゴルフアーを目指している、もう、3年くらい指導しているが、いよいよ片鱗が開花しそうな感じである。昨年はドラィバーコンテストで日本1位を勝ち取った、常に280ヤードは狙える・・という怪物である(表現は悪かったかな)彼女は今年のプロテストを受けている。2時テストまで69人中2位である。ここに穂大器の片鱗を見る思いがする。アンバランスだった下半身の重心がしっかりとしてきた。体幹部の軸がしっかりしてきたようである。ボクの与えた単純な課題を楽しめるようになってきた。
良い汗をかいている・

この3人に共通しているのは、つまらない練習を積み重ねる忍耐力とつまらない練習を楽しむ心の広さなのかもしれない・・・。私はこの3人の女性に大器の片鱗を見る思いがする

ほぼ、予想していた選手が出揃ったようにも思う。
男女とも総合優勝の本命は揺るがないが、どちらかというと、ボクの興味は新星の出現のほうにそそがれている。
県別ではやはり山口県が圧倒的に強いと思う特にユースBの男女はチーム力からすると別格のような気がする。数年前は京都が目標であったが・・・。
個人的に注目する選手はジュニア男子のT君と、ユースA女子のOさんである。
昨年のJOCで、3日間」ともに過ごして、親しくなったせいもあるが、この半年でどのくらい伸びてきているのか?
ヒヨッとすると、本命にかなり迫る勢いに達しているのかもしれない・・期待感は自分の中では大きい
チャンスを掴む能力も、決して教えられるものではないが・・・。

ユース選手権もかなりのハイレベルな闘いになりそうだ。
うわさによると、男子予選で5.13a、女子予選でも5.12b位のルート設定になりそうな気配を感じる。
まさに日本選手権と大差はない。
これらの選手が、この勢いを、さらに加速させて、日本選手権で旋風を巻き起こしてくれるようだと、楽しいと思う。

では、ロッククラフトの選手は・・というと、まだまだ上位を狙うには、戦闘力不足であることは否定できない。
やっと、ユースAにたっした男子が1名、後はユースB以下である。
練習量は悠希を除いて、十分とは言いがたい。それぞれ部活との併用という感じである。
ボクはむしろ、クライミング専心は奨励していない。
17歳までは複合的な取り組みを推奨している。
それは17歳以上になっても、同じことを言うであろうが、今のところ最高年齢は16歳であるので、今後の出方次第である。
不器用であるなら、一意専心はかえって害になる・・という考え方である。

人生にはいろんなハードルがある。
高校入試や大学受験はみんなが経験する普通のハードルである。
それを言い訳にしてはいけない。

しかし「先生、合格したよ」と受験会場から電話が入ると、涙が出そうなくらいうれしかった・・のも事実である。
50歳を過ぎると涙腺が緩むようだ。
埋まらないことで感動してしまう自分が?????、意らしいような悲しいような・・・
「時には非情にならなければ・・」を実行できない自分は、コーチとして不適切な感じもする

今回の結果において、強化指定や世界ユースなどへの選考材料になるわけだが、ジュニアの選手はまだしも、17歳以下の選手は、まだまだ無名のほうがよ良いような気もする。

しっかりと基本を見に付けて、巣穴から出るときが来たら、飛翔すればよい

勝つことは結果でしかない,勝つことから学ぶ「おごり」や「重圧」より
むしろ、負けることのから学ぶことが多いのも事実であろう。

もっと学ぶべきことが、ほかにあるような気がするのだが、
「勝ちに行け」と特定の選手には渇を入れている。

教えることの矛盾が自分に重くのしかかる、今日、この頃でもある。

できれば、順当な順位に落ち着くより、
名もなき戦士の出現を待ち望む思いが強いのも、私の心の事実であろう・・・。

ボルダーリング知力

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以下はアメリカのプロクライマーリサ・ランズの「岩を登るために必要なこと」や雑誌に掲載されていた、インタビューなどから、彼女の考え方を私なりにまとめたものです。

ボルダーリング知力を構築する要素

皆さんは、はじめてコンペに出場したとき、会場の雰囲気にのまれて過剰に神経質になり、呼吸が苦しくなったり、プロブレムの攻略方法が見えなくなったり、あるいは、思い描いていたムーブがスタートホールドをにぎった瞬間に真っ白になってしまって、混乱してしまったことがあると思います。
しかもそれが、簡単なプロブレムでのオープニングムーブであったなら、最悪ですね・・。

リサ・ランズにとっても同じことでした。
今、プロとして試合やプロブレムをトライするとき、必要以上に神経質になったり、予期せぬアクシデントに見舞われないかととか、フアーストムーブ中に動揺しないか、考えてしまうこともありますが、コンペに出場するという一つ一つの積み重ねの中で、そのような不安は、私を少しづつ、タフにしてくれるのです。

勝利することが教えてくれたことは、過去の十分な経験の積み重ねが、精神的な手法を示唆してくれる・・と言うことです。

まず第1に・・・
あなたのクライミング知力を発展させるのは、あなたのトレーニングに対する行動によるところが大きいということです。
特に、失敗に終わったボルダリングプログレム(クライミング課題)のすべてのプロセス(過程)の中に、その要素(クライミング知力を構築するという要素)は含まれているるのです。
それは、大きな大会にとどまらず、地方の小さな大会おける失敗おいても、同じことです。
また、あなたのホームジムでのトレーニングルートにおける練習においても、同じことが言えます。
また、課題設定をしたり、ルートセットをして他人から評価を得ることも重要な要素を含んでいるのです。
大会でのルートセットをして、良い評価を得られなくて、逃げ出したいこともたくさんありました。その場から逃げ出したい・・と思ったことも、幾度となくありました。

しかし、もし、そのような行為(逃げ出す)に走ってしまったり、もっとも注意を払わなければならない、不得意な課題から逃げ出してしまったのであったなら、それは成功への可能性を示唆しないのです。

成功への鍵とは、常に練習と向き合い、長時間の苦しい練習でさえも楽しむ心を忘れないことです。

長時間の練習を楽しむこと、それは、あなたが望むような、可能性のあるある練習の積み重ねが自身につながり、あるいは、明確な結果を生むのです。

次に・・・
大会やボルダーリングプロブレムにトライするとき、壁全体の中にある、一見関係のないような些細なことにも注意を払い、成功(完登)を脳の中でイメージすることを怠ってはいけません。
オブザベーションまたはインスペクションにおいて、あらゆる知覚感覚を総動員して、些細にわたり観察を怠らず、想像力を発揮しながら洞察して部分部分のムーブの集合体としてではなく、継続的な可能性を総合イメージして、まるで目で見えるかのように、成功を心の描くことでもあります。

しかし、かつての私は、時々、そのようなことをせずに岩に取り付いたり、コンペに出場したりすることがありましたが、必ず混乱に陥りました。

人間ですから、いつも完全とは行きませんが、常に、成功をイメージするための、最善を尽くすことを怠ってはなりません。

そして・・・

3番目に提案することは、あなたの過去のすべての失敗やおぞましい経験、差別に対する偏見など、すべての要素があなたを成功へと導くということを忘れてはいけません。

私の大会での過去の経験から引用してお話します。
フランスでの、あるコンペで私は最初のスラブの課題でバランスを失い、息が詰まって失敗してしまいました。しかし、動揺はしませんでした。
僅か30秒足らずで、気持ちを建て直し、集中してリラックスできたからであります。
その間に私は自分を叱り、不安を吹き飛ばせたからでもありました。
私は穏やかな心を取り戻し、新たに集中してスタートの位置につきました。
そして、第2、第3のプロブレムをふらっ寝具で、女性としてただ一人、完登できたのです。

30秒以内で気持ちを入れ替える
それは大切なことでス。そして、不安定になりかけたとき常に自分を静寂へと導いてくれるコーチ(パートナー)の存在も大きな要素でありましょう。

最後に・・

もっとも重要なステップ(過程)とは、常にコンペディション(大会)を楽しみ挑戦する・・ということを怠ってはいけない・・ということです。

その行為は、プロジエクトやボルダーリングプロブレムやスポーツルートやローカルクラックでのあなたのクライミング人生を」さらに豊かなもの市してくれる、1時代を構成するものだと私は考えています。

私は、コンペに参加することから、岩に対する明確な感情を与えられたように感じます。

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コンペはすべてではないが、コンペが」人格に与える影響の強さを、リサ。ランズは語りたかったのではないかと、私は創造します。
また、彼女の言う「ボルダリング」とは私たちが考えるボルダーというクライミング行為ではなく「岩を登る」という行動全体をさして言い表しているように感じるのですが・・いかがなものでしょうか?

線を描く

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一昨年の7月になくなった画家の平岩氏は私の大好きな画家の一人でした。
近所に住まわれてたこともあり、よく絵画のい歴史についてはお話を伺いました。
特にメキシコ・ルネッサンス期のデイエゴ・リベラやダビッド・アルフアロ・シケイロスなどの話になると、時間を忘れさせてくれるくらい楽しい話が盛りたくさんでした。
彼は、高校卒業後芸大の受験を目指しますが挫折して、ヨーロッパへの放浪の旅にでました。
そこで彼が見たものとは、自然の摂理にかなった絵画の中に存在する骨格の重要性であったと語っていました。「どんなに視覚的な技巧を施しても、骨格のない絵画は絵画ではない」といっていました。
「私は、優れた絵画とは、たった1本の黒い線で描く輪郭に色彩を描くこと」といっていました。
「そのために私は、毎日1000回、輪郭線を引く。たったそれだけのことなのに、50年たった今でも、満足する線が描けない」
彼の悩みは、絵画において1本の線を描くことばかりではなく、10数年前からわずらっていた、肝臓がんとの闘いにおいてでもありました。
1本の線を描くことと肝臓がんと戦うことをやめる。
そういって5年前からロッククラフトに通い始めました。
台風や雪の日も欠かさず、自転車で通勤(ロッククラフトへの)の毎日でもありました。
「絵を描くことをやめた」とはいっても、毎日1000本の輪郭線を描くことはやめませんでした。
彼はいいました「基本とは、ただ継続すことに意義があり、技巧や感性の豊かさを見せびらかすことではない。まして、絵画とは自然には勝てないものだ、その弱さを知ってこそ、絵画であり、人生でもある」
さらに
「こだわりを捨てることも、時には重要な行動でもあるが、基本は捨てるべき要素ではない」
とも言っていました。
無名ではありましたが、彼のメキシコルネッサンスに傾倒していたころの絵は、まさに力強く、堂々としており、特に生命力に満ち溢れた働く女性を描いた作品群は特筆に価します。
彼は晩年「自分の絵画の方向性は見失ったが、また、たった1本の線さえ描けなかったが・・絵画の基本な何なのかについては、少し理解できたような気がする」
といっていました。
残念ながら、最後に描こうとした作品には届かないまま、人生の終焉を迎えたわけでありますが、私心には、彼の残した作品が刻まれています。
「究極の絵画とは、黒一色による色彩感、あるいは筆では表現できない、版画における無骨さかな~」
といっておりました。

毎日1000回練習して50年
しかし、基本への道は遠いのたかのようでしたが、心に描かれた基本は、彼とともに天に召されたのではないかと・・思うこのごろであります。
ロックのギャラリー?に平岩功氏の版画が3点ほど転がっています。
彼の人間性が浮かび上がる作品です。

フリークライミングスクール・ロッククラフト

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