いよいよ今日(3月29日)は、ユース選手権開幕である。
しかし、十分な練習をせべての選手がこなしたわけではない。
進学や部活動や、中には川越店のオープンに向けてのホールド設置やその他の雑用を手伝ってくれた生徒たちもいる。
みんな、それぞれが夢の途中にある。
悠希は2ヶ月にわたる長い練習に良く付いてきた・・と思う。付いてきたというより、積極的にあるいは前向きに取り組んだといったほうが良い。自ら大きな目標を設定して、その目標に向かうには「何が足りなくては、何が必要なのか」を十分理解できる思考回路も、気持ちも、高まってきたように感じられた。
特に目覚しい飛躍を遂げたのは、この2ヶ月間で4日間のオンサイト練習において、52戦48勝4敗の成績はすばらしいと思う。スポーレとミストラル、ロッククラフトの11台のルートはすべて失敗が3本しかなく、その失敗も2回目ではすべてレッドポイントしてしまった。
11dまではフットホールドの見落としさえなければ、ノーマルな感じを受けた。
彼女のオンサイト限界グレードも5・12aまで上がり、ほぼ1テンションなら、50%以上の成功確率まで引きあがってきた。
レッドポイント・もしくは1テンションなら2撃以内で、落とせる5.12bも3本くらい成功している。
まだ、使用させていない動作や教えていない技術もあるが、自分の弱点が「どこにあり、それらの克服には、どのような練習をすればよいのか」ということが理解でき、それらが実現可能なところまで到達していることを体感しているようでも在る。
ロッククラフトのルートも5.12bまでは日常練習の範疇に入っているので、12台のルートを来月から5月の中旬にかけて、相当数増やそうと考えている。
5.13台か5.14bまでのルートもロックにはあるので、練習課題は無限大といっても良いが、そうの薄い12台後半ルートの設置が、ロックの課題でもあろう。
昨年ユースB男子でブービーを争った、貴と幸太郎も2日前には始めて、オンサイトの限界グレードを一つ上げた・・といっても5.11cであるが、彼らにとっては、画期的なことでもある。特に難解であった(彼らにとってはムーブが読めない)課題を所見で達成したのである。
人の動作を模倣することなく自分のオリジナルな考え方でなんとなくクリアした喜びは大きかったと思う。
幸太郎は昨日もかなりハードな練習に取り組んだ。バスケットボール部に所属する彼は、2倍の練習をこなしている。しかも学校と自宅の往復は自転車で1時間以上はかかるのである。一昨日初めてクリアしたオンサイト限界グレードへの挑戦をしたのだが、昨日も成功し、未知であった、5.11dも1テンションでクリアしてしまった。
思えば彼らもまだ、中学1年である。限りない可能性を感じる。
小学生軍団のトップはR河と美元である。
最近「ナン茶って」練習に終始しいて、向上心と目標を見失っていらR河でもあったが、眼下に見下ろしていた感のあった中学生たちの躍進と同級生の女子、美元の躍進に少しはやる気を促された様でも在る。水曜日の練習では5.12bのレッドポイントまで調子を上げてきている。しかし選手層の厚い男子ユースBでは上位をうかがうにも荷は重いかもしれないが、小学生最後の試合である。頑張ってほしいと思う。
彼ら含むチームロッククラフトのジュニアたちも8人になった。まだ、最年長は新高校2年生と若い選手たちでもある。
しかし、彼らの下には20人くらいの夢を持つ、小学5年生以下の軍団がいる。
まだ、大きな大会にには参加できるレベルではないが、チームロッククラフトの選手たちの5年生以下の時の能力を上回る熱意と想像力とやる気に満ち溢れた幼い軍団でもある。
彼らを3年後には、上のステージにあげてみたいと思うのだが・・果たしてうまく行くかどうか・・
子供たちの才能に気づいているのは、まだ、ボクだけかもしれない・・。
野球をしながら、サッカーをしながら・・
「ながら練習」のクライミングではあるが、その「ながら」
練習の大切さを感じる毎日でも在る。
『ねえ、もう少し自分たちの才能を信じて・・』といいたいところでもあるが・・・
「挨拶が足りない!!」と(心とは裏腹に)怒りまくるロック先生でも在る

